邂逅、思いがけず出会うこと、めぐり合い・・

    
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・はじめに
岩魚
ここではウキふかせ釣りの事だけで無く、渡船を利用しない地磯などでの安全面にも触れております。
私も釣りを始めたばかりの頃は、経験も浅く安全面などへの配慮も稀薄で、荷物なんかもやたらと多く磯場に持ち込んでいたものです(^^;ゞ
ですが釣行を重ねて色々な体験をし、また諸先輩方にアドバイスを頂いたりしながら、どうにか今の形になりました。
ですが、まだまだ改善の余地や学ぶべき事は当然まだあるでしょう。
ただ、初心者であった私が当時疑問に思っていた事や勘違い?していたことなど、そういった事を取りまとめてみました(^^)
また、実釣についての事は主に南房総などの水深の浅い根のきつい磯などについてであり、 当然、沖磯や他の地域に当てはまるものでは無い事も最初に述べておきます。
言わば、南房ご当地釣法とも言えるでしょう(笑)
ただ、他の地域であっても状況が似ていれば、この方法が通用するやも知れません。
・釣場の選択や装備について
最後のマタギ
●釣り場を選ぶ際に●
釣場を選ぶ際に誰もがまず最初の選択基準とするのは、そこが釣れるかどうか?であるでしょう。
実際に私もそうでしたし今でもそうです(^^;ゞ
そして特に最初の頃は良い釣場を探し求め、初めて訪れる場所へも訪れる機会が多いことと思います。
そこで注意して欲しいのが、低い地磯の場合、特に私の良く行く南房総のフィールドに多いのですが・・・、
満潮でも大丈夫であるかどうか? です。
釣座そのもが波に飲まれる心配もそうですが、磯場の先端付近へ出た場合に特に注意しなければならないのが、帰路を無事に確保出来るかどうかにあると思います。
夢中になって竿を出し、やがて海が荒れてきて慌てて撤収しようとした、 ところが、あれれ!? 行きは渡れた溝が波に飲まれて渡れない!! なんて事も十分起こりえます。

行きは良いが・・・ 行きは良いが・・・
(左のように干潮時には海水が無くとも、満潮時には右の画像のようになる場合もあります。)

私は始めての場所には極力2回の下見を行うようにしています。
干潮時に行って入磯経路の確認、併せて実釣に備えての根や溝の位置などを確認 ← 結構重要(^^)
そして満潮時や荒れ気味の時なども下見に行き、そこでは安全面に重点をおいて確認します。

釣れるかどうか?の前に、ここって安全なのだろうか?と不安や疑問を感じながら竿を出したのでは、とてもじゃないけど落ち着いて釣りなんか出来ませんよね?(^^;ゞ
集中して釣りを行う為にも、そして楽しい釣りを "一生" 続けていく為にも、安全面も含めた下見を推奨します。

●装備(荷物)について●
私も以前は物凄い量の荷物を磯に持ち込んでおりました。
ですがある時、磯ですっ転んだ時にあまりの荷物の重さに起き上がる事が出来なくなり、太ももくらいの潮溜まりで溺れかかった事がありました。
今では笑い話ですけど・・・笑。
そんな経験から、"使うかもしれない?" くらいの荷物は全て置いていくようになりました。
予備品なんかも、車まで戻るにも対した距離の無い場所であれば、当然置いていきます。
万が一の時は取りに戻れば済みますから(^^;ゞ
コマセだって最悪の場合は取りに戻れば良いのです。

そんな訳で、荷物の量は出来る限り少なくした方が良いと思いますよ。
移動も楽だし・・(^^;ゞ
ただし、私はチャラン棒だけはどんな場所に入る時でも持って行き、そして可能な限り磯に打ち込んでおきます。
海では予期せぬヨタ波、これが一番怖いです。
そんな不意のヨタ波に襲われた時にでも、チャラン棒をしっかり磯に挿しておけば飛ばされる可能性も減る事でしょう。
ただし、場所によってはチャラン棒を挿せない、もしくは禁止されてるような場所もあったりしますので注意が必要です。

普段私は背負子を愛用していますが、背負子に荷物を括る時も重量バランスに気を配った方が良いでしょう。
そして、出来れば竿やタモ網も背負子にセットしてしまい、両手は空けておいた方がより安全かと思います。
私の場合、チャラン棒だけを手に持ち、杖代わりにして磯歩きしています。

背負子 チャラン棒
・実釣にあたって
ふかせ釣り
●仕掛けやタックルについて●
水深が1ヒロ〜3ヒロ程度の浅場、そしてシモリ根などが点在するような場所では、掛けた魚を遊ばせずに一気に勝負する必要のある事が多いでしょう。
通常一般的に使われるタックルよりもワンランク、もしくはツーランク上のものが良いと思います。
例えば口太狙いなのであれば、竿は1.7号〜2号、道糸は2号〜3号、ハリスも2号〜3号、といったように。
ただ、根のきつい浅場というのは、得てしてウネリもきつくなりがちな為、太い道糸ではラインが波に揉まれたりし易く、また、風の影響も受け易いので、可能な限り細くしても良いと思います。
ただ、ハリスだけは出来れば2.5号以上の方が良い気がします。
何故なら、魚に近い部分であるハリスは、根に擦られる可能性も多くなり、また、フグなどのラインを齧るエサ取りなども多いからです。
極端な例を挙げると、3号の道糸に対してハリスを4号とか5号を結ぶ場合もあります。
※口太狙いではありませんが・・
そして魚の突っ込みをラインを出さずに止めるとなると、それなりの硬さの竿が必要となり、細いハリスでは切れる可能性も増すと思われます。
細いハリスの方が食いが良いとの話しもあり、私もそれを否定はしません。ですが、例えば南房総の場合、極端に他の地域に比べて魚影が少なく感じ、必然的に魚との出会いも少なくなります。
ただでさえ数の少ないチャンス、食わせる事を優先するか、はたまた掛けたらとる事を優先するか?
もちろん、最終的には個人の判断で良いとは思いますけど(^^)

実際、私も必ずとれるタックルよりも弱めにして、ゲーム性を楽しんでりする事もありますしね(^^;ゞ

そうそう、余談ですがウキ下1ヒロ〜3ヒロの半誘導仕掛けの場合、ウキの誘導幅はゼロとか5cm程度の方が仕掛けの馴染みは早いですよ。
もちろん使いどころが合えば、全誘導や沈め探り釣りなんかも個々のお好みで良いと思います。
私も本来はウキを静めながら探っていくような釣りが一番好みです(^^;ゞ
ただ南房の地磯の場合、肝心なその "使いどころ" があまり無く、使いこなせるようになるまでに至ってないのが、辛い現状でもありますが・・・(^_^;)

●コマセなど●
私も最初の頃、勘違いというかケチ臭い考えで、コマセを配合のみで作ったりした事もあったんですよ(^^;ゞ
でも、止めた方が良いです・・・。
圧倒的に魚の寄りに違いが出てました(x_x)
今思うとアホな事やってましたねぇ・・・(笑)

それと、南房総などの場合、コマセは足元を基本にした方が良いと思います。
私は滅多にウキに被せません。
水深が浅いのでエサ取りの下に本命、という事はまず無く、コマセの打つ場所でエサ取りを分離した方が良い結果を得られる事が多いです。
ただこれ・・・、コマセと仕掛けを沖で合わせる事になるのですが、その流れの筋の見極めと言うのが結構難しいのです(x_x)
いまだに思うように出来ず・・・。
あ、夜釣りの場合はウキに被せた方が、ポイントにダイレクトにコマセを打った方が勝負は早いです。
エサ取りも少ないですしね(^^;ゞ
・最後に・・・
朝焼け
●エサ取りにめげるな●
フグやキンギョなどのエサ取りにめげずに頑張りましょう!(^^)
水深の浅い場所であれば、本命が寄れば必ずヤツらはいなくなります。それまでの辛抱です。

●あやしければ●
もし、ウキなどの挙動が何か変かな?と感じたら、迷わず合わせてみましょう!
同様にツケエサは小まめに確認した方が良いと思います。
1分流して無くなっていたら、次は30秒で回収してみるなど・・。
素針では魚は釣れないでしょう?(^^)

●ウキの浮力●
釣りをしてて、もし、ウネリに揉まれてウキが沈んでやり辛い! というような場合は、 思い切ってウキの浮力を残しても良いと思います。
3Bのオモリに対してウキは5Bを使うなど・・・。
ちょっと極端な例ですけど、波やウネリの荒い場合に実際にやる事もあります(^^;ゞ
そんなウネリの強い場所であればアタリもハッキリ出る事が多いので、ウキを浮かせて釣りをしたい!って方にはお勧めです(^^)







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